著者
湯川 聰子 湯川 夏子
出版者
奈良教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

この研究の最終目標は小学校の低・中学年の生活科と総合学習カリキュラムにおいて実施可能な,家庭科的視点からの教育内容を提案することと設定していた.新学習指導要領の実施に向けて,過重な負担感に悩む小学校教員を支援する意味をこめて,この研究は出発したのである.すなわち,低・中学年で無理なくできる調理活動を提示し,教員の指導可能性の予測が立てられるような資料を提供することである.この研究で明らかになったことは次の3項目に要約される.i 小学校教員自身の関心・経験と提案に対する反応の調査.ii 低・中学年児童の食生活に関する関心と,調理技能の現状把握 iii 実施可能な低・中学年向けレシピを提案し,授業化する試み.iは第2章の小学校教員対象の調査によって,現状を明らかにし,意見を知ることができた.iiは第1章の小学生対象の調査によって明快な回答が出たといえる.iiiは第3章,第4章に述べる実践研究によって,部分的にではあるが低学年向けの「お菓子つくり」メニューの提案,「国際理解」のためのレシピ提案という結果を,実験授業の協力を得て答えを,提案としてまとめることができた.ホームページでの公開を考えていたが,年度内にこの計画を実行することはできなかった.継続的な研究展開の中で教育現場との相互の情報交換を行い,実践支援の方向を展開していくことを考えている.

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こんな研究ありました:生活科との接続を目指す小学校中学年向け家庭科教育の検討-総合学習の一環として(湯川 聰子) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/10680272
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