著者
藤 智亮 綿貫 茂喜
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

平成29年度の研究実績の概要は以下の通りである。(1)揺動刺激と音刺激が児に及ぼす鎮静効果の検証前年度までに、被験児を、月齢3~4ヶ月、5~6ヶ月および7~8ヶ月の3区分に分け、各区分最低6名を目標に実験を行ってきた。本年度は前年度までに遂行できなかった月齢5~6ヶ月の被験児に対する実験を行い、すべての実験を完了した。実験は、九州大学大学院芸術工学研究院内の実験室で、気温・湿度などを適切に設定管理して行った。実験条件は、被験児1名につき、揺動3条件(母親の抱っこ・機械的な単振動・揺れ無し)×音2条件(ブラウンノイズ・音無し)の計6条件とした。児が1時間以上覚醒しており、且つ授乳後1時間以内のときにぐずりだしたときに4分間刺激を与え、児の鎮静効果を記録した。具体的な測定項目は、児の表情・泣き声(ビデオ映像)および児と母親の心電図とした。これらのデータを分析することにより、各条件における児の鎮静効果・児と母親のストレス反応を明らかにしていく。(2)子育てをサポートするためのプロダクトに必要なデザイン要件のまとめ前年度までに、児の輸送反応(母に抱かれて移動するときに鎮静する反応)をプロダクトに活かせる可能性を見出した。このことついて、母に抱かれて移動するときに児が感じる加速度データを得たところ、鉛直方向運動が支配的であることが知られ、このデータを基にした児の鎮静化に有効なプロダクトの設計・試作を行った。

言及状況

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横揺れより縦揺れの方が輸送反応を示すらしい。 子育て支援プロダクト創出のための科学的エビデンスの構築 (KAKENHI-PROJECT-15H02876) https://t.co/6xf49h3frg 「母に抱かれて移動するときに児が感じる加速度データを得たところ、鉛直方向運動が支配的であることが知られ」

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