著者
岡田 二郎 本木 和幸 中川 哲 杉村 東陽 藤崎 顕彰 内田 誠一
出版者
長崎大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、動物集団がしばしば示す同期的行動として、干潟で高密度に群生する短尾甲殻類チゴガニのウェービング(オスがハサミを繰り返し振上げる求愛行動)に注目した。近隣個体間におけるウェービング同期のメカニズムを明らかにするために、任意のタイミングで動作可能なウェービング模倣ロボットを開発し、実験室内でカニの行動とロボットの動作との時間的関係を調べた。個々のカニは対面するロボットに対して先行するようにウェービングを行うこと、カニ集団中におけるロボットの稼働はウェービングの同期の程度を変容させることを明らかにした。さらにウェービング遂行中のカニのハサミ運動筋から電気活動を記録することに成功した。

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「単純な神経系のチゴガニ」、ロボットとコラボ、KAKENで研究済。 同調の行動生理学。 色んな研究してきたんだよね。関係あると思うかどうかは人それぞれだよね? https://t.co/A80oHwtZz1
KAKEN — 研究課題をさがす | チゴガニのウェービングがそろうのはなぜか:リズム同調の行動生理学的研究 (KAKENHI-PROJECT-15K07153) https://t.co/gHwyAmjxBH

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