著者
小貫 麻美子 柊元 巌
出版者
昭和大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

子宮頸癌とその前癌病変の原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)には遺伝子配列の異なるバリアントや準種と呼ばれる突然変異を多数生じる。HPV52/58型は日本人の子宮頸癌および前癌病変で多くみられる型で、これらを次世代シークエンサーで全遺伝子を解析しバリアントの分布が両型で大きく異なることがわかった。HPV16型は子宮頸癌患者から最も多く検出される型で、特定のバリアントで子宮頸癌との関連が強いことがわかった。さらに今までわかっていなかった新たなバリアントを発見できた。また、子宮頸癌や前癌病変患者から採取したHPVに多くみられた遺伝子の塩基配列の変異がアポベック3蛋白と関連がある可能性がある。

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次世代シークエンサーによるHPV準種解析:子宮頸部発癌との関連について 研究期間 (年度)2015-04-01 – 2019-03-31 https://t.co/YMXPgdaxSH 子宮頸癌とその前癌病変の原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)には遺伝子配列の異なるバリアントや準種と呼ばれる突然変異を多数生じる。

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