著者
森 望 村井 清人
出版者
長崎大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

従来、神経発生の初期段階において神経分化の抑制因子と考えられていたRESTが、ヒトの老化脳においては神経分化抑制ではなく、神経保護に機能し、RESTの発現が認知能力とも相関すると報じられている。申請者らはこの結果の真偽を検証する目的で、マウスのRESTの発現を培養神経老化モデルで検討した。また、RESTに細胞保護機能があるかどうかについて、酸化ストレスやDNA障害をモデルに検討した。全長のRESTおよび短絡型のREST4の発現が若齢と老齢の神経細胞で異なることが判明した。ただし、REST4の機能性や、RESTの老化神経での発現変動の意義については未だはっきりせず今後の研究に委ねられる。

言及状況

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#神経選択的サイレンサー結合因子 #NRSF で制御される新規標的遺伝子の探索 鳴瀬 善久先生 https://t.co/kJTmCrtOGp #神経選択的サイレンサー #NRSF /RESTバリアントによる老化脳制御 森 望先生 https://t.co/6Ay0TZv1tl 構造で読み解く #エピゲノム科学 西村善文先生 https://t.co/mEYtY6Fdz3
←続き 森望教授 #ドキシサイクリン #Doxycycline 誘導による #NRSF発現誘導細胞 短時間処理では #NRSF は細胞保護効果があるが長時間誘導では逆に #細胞死 を誘発するらしい NRSFの発現レベルによって、あるいは発現後の #蛋白質修飾 の状況で結果が異なる ⇨続く 引用元 https://t.co/hVU1nYw7ar https://t.co/jll8ud3SdM
←続く 特にDNA損傷をg-H2AX fociの数として定量的に比較 #ドキシサイクリン #DOX https://t.co/wimNWMEgK3 誘導による #NRSF発現誘導細胞 では #DNA損傷が低下 30分の誘導でははっきりとした効果があるが2時間の誘導では細胞の生存へのダメージを観察 ⇨続く 引用元 https://t.co/hVU1nYw7ar https://t.co/04nJeCSHX5
←続き 長崎大学 教授 森望先生 遺伝子導入細胞とは別に #ニューロン のモデル細胞系である #Neuro2a細胞 に #ドキシサイクリン で #NRSFを誘導できる 系を樹立し、この細胞を使って、酸化ストレス(H2O2)と蛋白質凝集ストレス(MG132)の効果を比較検討 ⇨続く 引用元 https://t.co/hVU1nYw7ar https://t.co/pLxg2AGxPH
培養神経細胞に #NRSF遺伝子 導入したものとしていないものについて、酸化ストレス(H2O2)負荷後の細胞の生存率を比較 #NRSF を導入した細胞群では #ストレス耐性 が高いことがわかった。 ⇨続く 引用元 https://t.co/hVU1nYw7ar https://t.co/M8iKsx2qkv

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