著者
中山 寿子
出版者
広島大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

小脳登上線維シナプス刈り込みへミクログリアが関与するか、関与するならばどのような機序であるかを明らかにする研究を行った。ミクログリアを枯渇させる薬剤または活性化を抑制する薬剤を小脳皮質に投与したマウスや、脳内のミクログリアが減少した遺伝子改変マウスを用いた実験から、登上線維が正常に1本化するためには生後2週目にミクログリアが存在することが必要であることを明らかにした。作用機序に関して、ミクログリアが不要な登上線維を貪食していないことを示唆する結果を得たほか、一本化に重要であることが既に報告されているシナプスの機能に作用することによって登上線維シナプスの発達を制御することを示唆する結果を得た。

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発達期小脳におけるミクログリア依存的シナプス刈り込み機構の解明 2015年度 次に、#ミクログリア の活性化を抑制する #ミノサイクリン を生後7-11日目に皮下注射する実験を行い、クロドロン酸投与実験同様に、#刈り込み が障害されるという結果を得た。 #神経回路形成 https://t.co/28yzO7Za4R https://t.co/x7vwO48J2E
発達期小脳におけるミクログリア依存的 #シナプス刈り込み 機構の解明 2015–2016年度 次に、#ミクログリア の活性化を抑制する #ミノサイクリン を生後7-11日目に皮下注射する実験を行い、クロドロン酸投与実験同様に、#刈り込みが障害される という結果を得た。 https://t.co/28yzO7Za4R https://t.co/wBjwl1uzus

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