著者
押山 美知子
出版者
専修大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は少女マンガ誌に掲載されたスポーツする少女を主人公とする作品(以下、スポーツ少女マンガ)の盛衰を明らかにすることを目的に、六〇年代から八〇年代までのスポーツ少女マンガを取り上げ、ヒロインの表象をジェンダー批評の観点から分析し、その歴史的変遷を検証したものである。国会図書館所蔵の主要少女マンガ誌12誌を調査し、六〇年代の80作、七〇年代の374作、八〇年代の231作の計685作について分析した結果は以下の通り。1.七〇年代まではスポーツと人生が一体化したヒロインが多く描かれ、身体描写にもリアリティが求められた。2.八〇年代はヒロインにとってのスポーツの重要度が低下し、楽しむ姿勢が見られた。

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これも 押山美知子「スポーツ少女マンガにおけるジェンダー表象研究」 https://t.co/tAeIBuxSQP

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