著者
山嶋 哲盛
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

5mgのヒドロキシノネナール(HNE)を毎週1回半年間静脈内注射した後に脳と肝臓、膵臓を組織学的に調べると、海馬CA-1の神経細胞死と肝細胞の壊死および膵臓β細胞の空胞変性がみられた。採血では、インスリン値の低下とAST、ALTの上昇などがみられた。以上に基づき、以下の3点が推定された。1)HNEによるHsp70.1の機能障害がGPR40を介し脳・肝・膵の細胞死を惹起する。2)ω-6系のリノール酸を主成分とするサラダ油が、アルツハイマー病や2型糖尿病、NASHなどの生活習慣病の原因物質である。3)これらの生活習慣病の根本原因である細胞死は、実は脳梗塞と共通性の高い分子基盤によって生じる。

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