著者
佐藤 知己
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

現存するアイヌ語の古文献を17世紀前半、18世紀前半、18世紀後半、19世紀前半に区分し、代表的なものを分析し、各時期の特徴を明らかにした上で、400年間にわたるアイヌ語の通史について一応の見通しを与えた。概略的には、17世紀初頭の文献にみられる音韻、文法、語彙の特徴が、18世紀初頭では失われる傾向があり、18世紀後半では急激な変化が起きたということを文献を用いて実証的に明らかにした。

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出典:科学研究費助成事業データベース 「古文献によるアイヌ語史の構築」著者:佐藤知己 https://t.co/EnSRA4dkFE 『松前ノ言』の成立年代が江戸初期から室町末期に遡る可能性が明らかとなった17世紀前半18世紀前半の文献ではaynuにあたる語が見られないか[長者]のような尊称と思われる訳語が与えられて https://t.co/zHSeJZ6YlD

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