著者
前田 智司 千葉 健史 浦丸 直人
出版者
日本薬科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

母乳中のセロトニン(5-HT)およびノルアドレナリン(NA)の母乳産生および乳児に対する役割の解明を行った。母乳中の5-HTの経時的変動についての検討では、初乳、出産後1ヵ月、3ヵ月では母乳中の5-HTの含有量にほぼ同程度であった。母乳産生を担う乳腺上皮細胞は、NAを自ら合成し、母乳中へ分泌していることを明らかにした。さらに、授乳期にストレスを受けたマウスでは、母乳のNAが上昇し、β-カゼインを減少させることが分かった。これらの結果から母乳中に含まれている生理活性物質は母乳産生および乳児の成長に関与している可能性が示唆された。

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@Hiroyuki_mshima ま、まあ、一応セロトニンあるそうなので…w https://t.co/bM66u1H0sc

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