著者
本田 秀夫
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究の目的は、特定の出生コホートの累積発生率調査(Honda et al, 2005)で把握された自閉スペクトラム症(ASD)の子ども278名の長期追跡を行い、成人期の転帰を調査することである。278名のうち189名に連絡がとれ、そのうち170名から研究参加に同意が得られた。全般的社会適応は、全体の11%が優良、14%が良、37%が可、33%が不良、5%が著しく不良であり、過去のASDの長期追跡調査での報告と比べると、不良/著しく不良が少なかった。ASDの人たちは、幼児期より個々の特性に応じた環境設定や支援を受ければ、それなりに安定した成人期の生活を送ることが可能であることが示された。

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