著者
野口 侑記
出版者
兵庫医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

Bispecific T-cell Engager(BiTE)を用いた新しい評価系で腫瘍内微小環境を模式的に再現し、それを用いて約1300種類の既存薬からリンパ球賦活効果のある薬剤のスクリーニングを行ったところ、テトラサイクリン系抗菌薬デメクロサイクリン(DMC)が検出された。DMCはリンパ球の分裂を促す量的効果と、抗腫瘍効果を示すサイトカインの産生を増強する質的効果を共に持っていた。さらにマウスモデルでin vivoでの効果も検証したところ、PD-L1阻害薬にDMCに追加したグループで有意に腫瘍増大が抑制されることが示され、末梢血中に腫瘍特異的リンパ球の割合も有意に上昇していた。

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その中でもテトラサイクリン系抗菌剤が5つ(テトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、メクロサイクリン、デメクロサイクリン、ミノサイクリン)検出できた。特にデメクロサイクリンは他のものと比較して 〜 またT細胞がより強く賦活化されていることがわかった。 https://t.co/dZw2nE49pV
新規免疫機能評価系を用いた癌転移の治療標的の探索 2017-04-01 – 2019-03-31 本研究ではこの系を用いて、別の治療を目的に開発された既存薬の中から、腫瘍免疫を賦活化する薬剤をスクリーニングし、その中から特に有用なものを個別に解析することを目的としている。 https://t.co/dZw2nE49pV

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