著者
石黒 勝己
出版者
奈良県立橿原考古学研究所
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2017-06-30

宇宙線ミューオンによる墳丘内部の計測をすることで春日古墳の内部3D画像を作成、内部埋葬施設の検出や構造の解析をした。さらに結果を用いて周辺に存在する藤ノ木古墳と比較研究を行った。西乗鞍古墳では作成した画像を電磁探査による探査結果とも比較して埋葬施設位置の特定に役立てた。これらの測定は検出器である原子核乾板の弱点であった熱に弱く夏季の使用が難しいという点を技術開発によって克服したうえで行った。さらに改善点を生かしてこれまでに箸墓古墳及び日本の古い塑像の計測データも取得することが出来た。

言及状況

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@naharyou 事情はよくわからないのですが…一応こちらの3頁目の下の方で2019年度にはデータはとれたように読めるのですが… https://t.co/Nzk6XgX4NP
@maguro2613 @kirako_v アーカイブ視聴させて頂きました。 箸墓古墳の調査の話題なのですが、調べてみた処、ミューオン(電子によく似た性質の素粒子で、電子の200倍ちょっとの質量を持つ)宇宙線を用いた外部からの調査が行われた事があるみたいですね。 https://t.co/xhAwRVgNo4 https://t.co/QbgwP2HVK3

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