著者
近 雅博 前川 清人
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

オオセンチコガネの全分布域の47地点から採集された標本について反射スペクトルを測定し.本種の色彩の地理的変異を定量的に測定し解析した.その結果.反射スペクトルのピークの波長の短い緑色やルリ色に見える個体からなる集団が.屋久島.近畿地方南部.北海道南東部などに局所的に分布することを明らかとなった.日本産の個体について.ミトコンドリアCOI 遺伝子の部分配列にもとづき系統解析をおこなった結果.「九州・屋久島」と「本州・四国・北海道」の二つの大きな系統群に分かれることが明らかとなった.これらの系統群は.色彩にもとづいて認識された亜種の分類とは一致していなかった.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

オオセンチコガネの色の波長。緑は赤と青の交雑種か。円偏光ではないようなんで多層膜かね。そして琵琶湖東は赤>緑が連続的にいると http://kaken.nii.ac.jp/pdf/2009/seika/jsps-1/24201/18570091seika.pdf

収集済み URL リスト