著者
安藤 寿康 坂上 雅道 戸田 達史
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

思春期コホートでは、その入り口に当たる小学5,6年生の双生児80組へ郵送による質問紙調査と、その一部の双生児(数十組)に来校調査による発達調査を行い、心理・行動変数(認知能力、学業成績、自己制御能力、文化的関心、社会性、職業興味、主観的幸福感、パーソナリティ、問題行動など)で遺伝と環境の相関・因果関係を単変量遺伝分析を行ってモデル化する。さらにすでに蓄積された過去の数時点間の個人内変化に及ぼす遺伝、共有環境(家族環境)、非共有環境(個人に特有の環境)の寄与率を推定することや、複数の変数間(行動変数間や、心理・行動変数と教育的・社会的変数間)で遺伝と環境の相関・因果関係を多変量遺伝分析を行ってモデル化する。これによって変数ワイズで見たときの「絶対優位による個性」の要因を明らかにする。さらに個体ワイズの比較優位についても、諸変数のプロフィールを用いてタイプわけし、そのペア内の類似度を数値化して検討する。成人期コホートでは、認知能力とパーソナリティに顕著な差異のある不一致一卵性双生児10組のエピゲノム(DNAメチル化)の差異と脳機能(fMRIによるresting state)の差異を明らかにし、それらと既存の心理・行動データとの関連性を検討する。またこれまでに質問紙で調査を実施した社会達成(職業興味、職業達成、収入、趣味、社会性、主観的幸福感など)や社会環境(職場・家庭・地域環境に関するデータにおいて、十分なデータ数に達していないものについて、追加調査を実施し、統計的検定に耐えるデータ数を得る。

言及状況

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@hellohellock ご返信ありがとうございます。 遺伝要素の影響の強さは、最新の研究でも明らかになっていることから、(ある一定程度の事柄に関して)遺伝の影響を無視することができなくなっていることは事実なのでしょう。 https://t.co/CndmtZpGG8 https://t.co/edRNkDtEvK
@pabroff_freeze ちなみに科研費通ってます https://t.co/D47zXiJAyL

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