著者
大泉 匡史 小村 豊 笹井 俊太朗
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

左脳と右脳をつなぐ脳梁がてんかんの治療のために切断された脳は「分離脳」と呼ばれ、患者はあたかも左脳と右脳に2つの独立した意識が生じているかのような行動をとる。分離脳を理解することは、我々がなぜ左脳と右脳とで統合された1つの意識を持ち得るのかということを理解する上で重要である。本研究では、この分離脳の神経メカニズムの理解を目標として、サルのECoGデータの記録及び、神経活動データから神経ネットワークの構造を抽出するアルゴリズムの開発を行った。このアルゴリズムは情報の統合が最大となるサブネットワークを効率的に探索することが可能で、これによって脳活動からネットワークの分離を判定することが可能となる。

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メモ: 分離脳 自我 数理
メモ: 分離脳 自我 数理
その大泉さんたちと一緒にサルの分離脳の共同研究を始める。https://t.co/9SOtEOZ82E 近々一度日本へ訪れて少し研究を進める。さて、phiは意識の分離を言い当てることができるのでしょうか。非常に楽しみだ。

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