著者
青木 茂樹 下地 啓五
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

短い拡散時間のOscillating gradient spin-echo(OGSE)を用い 類上皮腫(MRMS2018), 急性期脳梗塞(Neurorad2018)、脈絡叢嚢胞(MRI2019), 脳腫瘍(MRI 2020), 脳梁膨大部病変(MRMS 2021),脳膿瘍(MRMS2022)およびファントム(JJR2018)で拡散時間の影響を調べた。拡散制限の原因として、類上皮腫の層状構造によるものが信号に影響を与えることが示される一方、急性期脳梗塞や腫瘍などでは現在のOGSE信号の低下は一部であった。制限拡散を起こす微細構造が現在のOGSEで観察できる5-10μmよりも小さいと考えられた。

言及状況

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・脳の微細構造の変化を検出可能な新たなMRIの技術 https://t.co/SKYdIrG4SZ ・北米放射線学会にて発表(紹介研究) https://t.co/d4GYxIiAIJ コロナ後遺症ではブレインフォグ(脳の霧)や倦怠感など様々な症状の残存が知られているが、その背景として何らかの脳の変化が起きている可能性が示唆された

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