- 著者
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伊藤 節子
- 出版者
- 同志社女子大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2007
食物アレルギーの治療の原則は、正しい抗原診断に基づく必要最小限の食品除去である。京都市内保育園児における調査では、乳児の10.4%が食品除去をしていたが、加齢とともに減少し、除去食品は卵、牛乳、小麦が全体の75%以上を占めていた。そこで加熱調理による卵、牛乳、小麦の抗原性の変化を定量的に検討したところ、加熱や副材料により卵の抗原性は低下させることができ、負荷試験後の食事指導に使用可能な卵アレルゲン食品交換表が作成できた。主な食品の調理による抗原性の変化を加味した食事指導指針を作成した。