著者
小針 誠
出版者
同志社女子大学
雑誌
同志社女子大學學術研究年報 (ISSN:04180038)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.119-127, 2005-12-25

論文 (Article)
著者
清水 久美子
出版者
同志社女子大学
雑誌
総合文化研究所紀要 (ISSN:09100105)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.107-128, 2004-03-31

The Bunraku puppet show is one of the traditional public entertainments of Japan and we are proud of its 400years history. It was specified as a World Cultural Heritage of UNESCO in 2003. In this paper the characteristics and the charm of Bunraku costumes are observed by characteristics clarifying the historical development of costumes and the differences in present costumes seen in the realistic dramas and the historical ones, based on the research carried out since 1984 in the actual conditions of the culture and documentary records of performances at the National Bunraku Theater of Japan. Gorgeousness of costumes was forbidden from about the Kan-ei age on, and costumes were taken from the costumes of court nobles, military families and Noh costumes of prior ages, and the general fashions were taken from about the Genroku age. The epoch-making conversion of the costumes were tried and the foundation of today was formed from Enkyo age to Horeki age. There are some fundamental principles in the sewing and the dressing of the present costumes. The costumes for realistic drama seem to be somewhat stereotyped and realistic. The transformation, the specialization and the exaggeration of general fasions in historical drama are remarkable. Moreover, the high aesthetic sense and artistic effects can be seen in the design. Within the restrictions and limitations to manipulate a puppet, the Bunraku costumes make use of the character of the dolls and it shows its function to construct and to realize an original characteristic world of art as an existence which exceeded the human. There are characteristics, and an appeal of the costumes of Bunraku not seen in the costumes of Kabuki and Noh where human beings perform.
著者
生井 知子
出版者
同志社女子大学
雑誌
総合文化研究所紀要 (ISSN:09100105)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.125-144, 2005-03-31

研究プロジェクト・論文 (Final research project reports)
著者
猿田 佳那子
出版者
同志社女子大学
雑誌
総合文化研究所紀要 (ISSN:09100105)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.76-88, 2009-03-31

本報は、2002 年から現在までに筆者がおこなってきた事例研究のうち、入学式、卒業式、結婚式など「ハレ」の場にふさわしい服装を求めた被服構成をとりあげるものである。各事例について、障がいの概要を述べ、衣生活上の困難を整理し、実際に行った被服構成を述べ、当事者や家族などから得た情報をもとに車椅子使用者の社会活動を支援するための被服構成の特質を考察した。その結果、被服構成に必要な技術は、いわゆる健常者の衣服をとりあつかう場合と変わらないが、不都合な点や要望を聞き取り、それを被服構成に反映するにはいくつかの特異性が認められる。そこで、被服構成技術と衣生活環境の側面から留意点をまとめた。上半身着については座面以下の処理方法とアームホール寸法の拡大が重要であること、女性の下半身着については巻きスカート形式の特長が明らかになった。女性の「ハレ」着の定番である和装は、関節可動域が小さくなった人にも無理なく着用できる要素を持っている。本報にかかわる調査をとおして、衣服の持つ社会的な機能を実感し、「ハレ」の場にふさわしい服装の用意があるということが、各個人の尊厳にかかわることを再認識した。

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著者
小林 賢章
出版者
同志社女子大学
雑誌
同志社女子大學學術研究年報 (ISSN:04180038)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.232-251, 2003-12-25
著者
仲 万美子
出版者
同志社女子大学
雑誌
総合文化研究所紀要 (ISSN:09100105)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.45-58, 2006-03-31

In my research, I have examined the cultural mechanism behind the phenomenon of the Twelve Girls Band in order to better understand the conspicuous transformation of ethnic music into popular music which has occurred in East Asia since the 1990s. In particular, I have concentrated on the following topics within a cultural and social framework: 1) the training of professional players of ethnic instruments; 2) the musical style of ensembles which use ethnic instruments; and 3) the promotion of the music towards the world by producers.論文 (Article)
著者
仲万 美子 三島 郁
出版者
同志社女子大学
雑誌
総合文化研究所紀要 (ISSN:09100105)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.145-164, 2005-03-31

For about ten years, Kishi Koichi (1909-1937) was active both in Japan and abroad as a musician and composer. In this paper we focus on his third extended stay in Berlin, which we believe was the most important because it was during the period that he created his concept of "Japanese Western music" based on Western principles. As research materials we have used items which were donated to the Kishi Koichi Memorial Room by his bereaved family as well as other resources in German institutions such as the Ufa-Kinemathek Foundation in Berlin. We have analyzed and compared two of Kishi's essays in which he demonstrated his concept of "Japanese music" newspaper and articles about a concert titled "Japanisher Abend (Japanese evening)," which he held in 1934. We also examined Kishi's attitude toward production, the German public's reaction to his works, and the significance of a Japanese musician performing in the West at he beginning of the 20th century. As a result, we have found much consistency between the Japanese and German source materials and have been able to clearly determine how important Kishi was in establishing a dialogue between Eastern and Western culture.論文 (Articles)
著者
小針 誠
出版者
同志社女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008 (Released:2008-04-01)

本課題研究は、保守化・個人化する現代日本において、学校成員(教師や生徒・児童)の自己意識、国家意識(排他的なナショナリズムも含む)、その中間集団としての「社会」(家族・友人・学校・地域社会・教会など)に対する意識に関して理論的・実証的に明らかにし、子どもたちにおける社会的紐帯の復権を目指す臨床的なアプローチを試みた。
著者
松崎 正治
出版者
同志社女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004 (Released:2004-04-01)

まず、先行研究の整理と分析枠組みの研究を行った。先行研究では、ライフヒストリーアプローチに焦点化して検討した。また分析枠組みの研究では、ライフヒストリー、カリキュラム経験、学習記録の3つの視点を設定した。これに基づいて、中学校国語科教諭・遠藤瑛子と高校国語科教諭・荻原伸にインタビューを重ね、ライフヒストリーを構成した。さらに、国語科授業に関するドキュメントや学習記録を収集し、それぞれのカリキュラム経験を分析した。遠藤瑛子教諭の場合、1990年度の「風-自然とともに生きる」というカリキュラム経験を通して、《往還するコミュニケーション》と《情報力》を重視する授業スタイルを創り出し、授業スタイルの選択肢を増やしていったことが分かった。また、1985年の単元「写真からことばへ」で意識されていた《再文脈化》と、1987年の単元「旅に生きる」で意識されていた《人間の生き方の認識-夢・希望》を、1996年の単元「あれから一年 強く生きる」では結びつけたというところに遠藤瑛子の「授業スタイル」のもっとも重要な変容があることが分かった。荻原伸教諭の場合、教師としてある志向性を持って教職生活に臨み、新任のおよそ十年という時間を経て、その志向性をどのように実践的に具体化していったのか、その力量形成の過程を検討した。。そのような教師の志向性のもとに、実践の「テーマ」と「モチーフ」が規定され、具体的な実践が生成される。荻原伸教諭の場合は、次の3つの志向性から実践が生み出されていることが分かった。(1)「ほんまもん」性で自分を試そう、(2)愛と世界平和、(3)関係性と批判的思考の重視→自他問題と学校言説の相対化という実践のテーマ。このように、荻原伸教諭の教職生活の最初十年間の初任期は、こういう志向性に支えられながら、自分の実践テーマを深めていったことが分かった。
著者
荒木 寿友
出版者
同志社女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2005 (Released:2005-04-01)

本研究の目的は、学校コミュニティの形成を図る一つの方法としてL.コールバーグ(Lawrence Kohlberg: 1927-87)のジャスト・コミュニティアプローチ(Just Community Approach)を用いることによって、様々な学校教育階梯におけるコミュニティ形成のためのカリキュラムをデザインすることにあった。ここでいうカリキュラム・デザインとは、教育課程編成を意味するだけではなく、隠れたカリキュラム、及びコミュニティの空間等のデザインも含まれる包括的な用語である。総括にあたる本年度は、とりわけこどもの「学び」が現実の生活の中で実感できるためのカリキュラムデザインについて研究を行った。本年度は、昨年度に引き続き、ワークショップを行った(2007年7月1日実施)。本ワークショップでは、大学近隣のこども(3歳から12歳まで)35名を大学へ招き、ダンボールを媒介として、こどもの遊びを中心とした活動を行った。具体的には、ダンボールでフロアに巨大迷路を造り、それぞれポイントとなる場所に子どもたち自身に「秘密基地」をつくってもらうという活動である。本ワークショップを通じて、人と人、人とモノの関わり合いの中から、こどもにとっての「学び」を捉えることができた。つまり、「学び」とは決して自分自身がモノと向き合うだけで成立するものではなく、そこには他者との関わりが必要であるし、またそれによって過去の自分がイメージしていたことをより具体的に表現することなのである。
著者
小針 誠
出版者
同志社女子大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2005 (Released:2005-04-01)

本年度は以下3点の研究成果を発表した。第一に、2006年12月〜2007年1月にかけて実施した質問紙調査「現代の中学生の日常生活と人間関係に関する調査」(P県の中学2年生n=1094)の分析と発表をおこなった。本年度は心理主義的な意識、友人関係、スクールカウンセリングの利用頻度と属性との関連を中心に分析した。以上の分析結果については学会大会での報告ならびに研究論文として発表した。なお、同分析報告の一部は「日本教育新聞」(2007年10月22日号)において取り上げられるなど、社会的に注目されるところとなった。第二に、昨今の「いじめ」言説を手がかりに、本来子どもたちの社会関係としての「いじめ」問題が「こころ」の問題として取りあげられていることを批判的に論じ、研究論文としての発表および一般市民に対する講演活動等をおこなった。第三に、社会・教育・子どもの心理主義化の問題も含めて、現代の子どもたちの置かれた諸状況に関して『教育と子どもの社会史』(梓出版社・全234頁2007年5月刊)と題する単著書にまとめた。以上3年間にわたって、現代社会における子どもたちの心理主義化の問題について、文献研究、インタビュー調査、質問紙調査をほぼ予定通り実施し、当初予定していた本研究課題を達成することができた。