著者
片岡 一忠
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

漢文史料の解読と出土官印実物の分析の結果、隋唐にはじまる陽刻朱印の官印制度は、五代を経て宋代には、旧制度の陰刻白文の官印を脱し、清朝まで継承される官印制度の基本形が完成したことを確認した。すなわち、印文の文字が九畳篆と呼ばれる独特の篆法となり、正方形・長方形の両方の印形が官職によって明確に区別して用いられた。さらに、印背に「印款」と呼ばれる鋳造部署名や鋳造年月の文字が刻され、官印の使用現場では「印牌」がつくられ、官印管理が厳格になったことが史料・実物の両面から明らかにされた。

言及状況

Twitter (1 users, 5 posts, 0 favorites)

こんな研究ありました:五代宋時代の官印制度の研究(片岡 一忠) http://t.co/llXcfdok
こんな研究ありました:五代宋時代の官印制度の研究(片岡 一忠) http://t.co/llXcfdok
こんな研究ありました:五代宋時代の官印制度の研究(片岡 一忠) http://t.co/lHcE0EM
こんな研究ありました:五代宋時代の官印制度の研究(片岡 一忠) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/19520597
こんな研究ありました:五代宋時代の官印制度の研究(片岡 一忠) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/19520597

収集済み URL リスト