著者
西垣 鳴人
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では、民営化前の郵便貯金事業における免税等「官業の特典」額とユニバーサルサービスや官業の特殊性から生じる機会費用等「官業の制約」額とをそれぞれ推計、比較した。その結果、特典が次第に減少する一方で業務制限等による機会費用が急増し収益構造を大幅に悪化させている事実が浮き彫りにされた。諸外国の経験を合わせて考えれば、イギリスやニュージーランド等の様に業務制限を相当緩めない限り、将来、同事業におけるユニバーサルサービス等の民業補完事業は持続困難に陥る危険性が高い。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな研究ありました:郵便貯金事業における民業補完事業の将来における維持可能性(西垣 鳴人) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/19530277

収集済み URL リスト