著者
波多野 敏
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では、フランス革命期以降の法システムを、社会契約論の再構成を通じた「社会」という観点から統一的に把握し、この「社会」の観念を基盤に、「意思」を持った「法的主体」が構成されることをあきらかにする。フランス革命期の「社会法」的な実践は、一般に考えられている以上に、新しい「社会」形成に不可欠の要素であったことを示し、19世紀末の「社会法」理論の系譜を革命期の理論にさかのぼって明らかにする。その上で、社会契約論とその再構成が18世紀末と19世紀末の二つの理論を結びつける鍵となっていることが示され、ヨーロッパ近代法の教義学的規範構造が明らかにされる。

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そういえば、波多野敏さんが科研で、ソリダリテ論を振り返りながら、革命期に排除されてきた「奉公人」が包摂されていくあたりも扱っていた。 「社会法」概念の系譜学的再検討ー「社会」は「法的主体」をどのように構成してきたか https://t.co/Tzzf0vgTXE

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