著者
竹本 浩典 榊原 健一
出版者
千葉工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では、オペラ歌手が声量のある良く響く発声を行うメカニズムの解明を試みる。オペラ歌唱では、共鳴器である声道(声帯から口唇までの空間)と、呼気を生成する横隔膜を独特の方法で制御することにより、特有の発声を行っていると考えられているが、声道も横隔膜も直接観察できないため、詳細は明らかになっていない。そこで、まず、オペラ歌唱時の声道や横隔膜の運動を医療用のMRIで動画として撮像し、変位量などを分析する。次に、これらの分析結果に基づいて、声道や呼気の制御が音声に及ぼす影響をシミュレーションでも検討する。そして、これらを踏まえてオペラ歌唱のメカニズムの解明に取り組む。

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呼吸といえば、この研究の進捗を楽しみにしています。 オペラ歌唱における声道と横隔膜の制御に関する研究 https://t.co/OZ6TnGGJG0

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