- 著者
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市川 俊和
- 出版者
- 科学警察研究所
- 雑誌
- 若手研究
- 巻号頁・発行日
- 2019-04-01
たばこは死者発生住宅火災の主要原因であり、火災の原因究明や予防の観点から大きな関心を持たれている。紙巻たばこの燃焼形態はくん焼(無炎燃焼)であり、可燃物との接触から出火に至ることが知られている。近年、着火に裸火を使用せず電気ヒーターで加熱する加熱式たばこが急速に普及し始めたが、加熱器の連続使用時における加熱器内たばこ残渣物の火災危険性や、様々な可燃物に対する延焼・引火危険性は十分には明らかにされていない。本研究では、加熱式たばこの温度特性、熱特性、燃焼形態、周囲可燃物への延焼危険性、可燃性ガスへの引火危険性を実験により明らかにし、実大規模の出火実験を行うことで、予想される火災危険性を抽出する。