著者
渡辺 和人 山折 大 竹田 修三
出版者
北陸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

大麻の毒性発現機構解明の一環として、主成分テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジオール(CBD)およびカンナビノール(CBN)の代謝、代謝的相互作用、細胞毒性に関して検討を行い、以下の点を明らかにした。(1)THCのマウス脳における代謝。(2)CBDのヒト肝における代謝。(3)THC、CBD、CBNのヒトCYP分子種の阻害作用および誘導作用。(4)THCのカンナビノイド受容体を介した細胞毒性およびヒト乳癌細胞増殖促進作用の機構。(5)シクロオキシゲナーゼ-2選択的阻害剤としてのカンナビジオール酸、選択的5-リポキシゲナーゼ(LOX)阻害剤としてのCBD-ジメチルエーテル、THCおよび主代謝物THC-11-oic acidの強力な15-LOX阻害作用。

言及状況

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CBDってCYPを阻害するのかよ、失望しました https://t.co/wbDtwoFAUs
@shimen_soka2134 マウス脳ミクロソームによる結果 論文本体ではないですが…… https://t.co/ARiZXgRNgA
カンナビノイドによるCYP阻害及び誘導作用について、THC/CBNに加えて特にCBDがCYP2D6/3A4等を強く阻害するという研究データがあります。HHCについては見つけられませんでしたが、CBDと同様にDXM高用量との薬理相互作用は注意が必要であると推測されます。https://t.co/LM4i1Hgsk1

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