著者
樫田 美雄 氏家 靖浩
出版者
徳島大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2008

最終年度として、(1)調査としては、補充調査および補充インタビューを、X小学校調査部分に関して複数回行った。(2)学会発表としては、国際学会発表1回(2010年7月、国際社会学会atエーテボリ=スウエーデン=)と、国内学会発表1回(2010年11月、日本質的心理学会茨城大学大会at水戸市)を行った。(3)論文発表については、ミネルヴァ社発行の専門誌『発達』に、研究協力者である山本智子氏が関連特集を企画し、山本・氏家および高森明氏が原稿を掲載した(2010年7月)。また、奈良女子大学『社会学論集』第18号に、3人共著の査読論文が掲載された。さらに現在、2つの原稿(邦文1つ、欧文1つ)を投稿準備中である(2011年度前半に『質的心理学研究』および『徳島大学社会科学研究』に投稿の予定)。学問的発見としては、X小学校の教室内での(発達障害児をめぐる)「スカフォールディング」(足場づくり)が、共同的に達成されている様相が詳細にわたって解明されたこと、および、現場の秩序形成の様相が設計されたものというよりは、各小コミュニケーション領域別のモザイク的なものであることが解明されたことが大きいといえよう。総じて、「発達障害児(者)研究」の今後にむけて、「場面の秩序」研究的観点の重要性が示唆できたのではないか、と思っている。なお、データの再分析に際しては、金沢大学の竹内慶至氏(医療社会学者)、徳島大学大学院の岡田涼子氏(臨床心理士)および、オランダのマックス・プランク高等教育研究所の早野薫氏(エスノメソドロジスト)らからの助力を得ることができた。記して感謝する。これらの研究者との共同も含め、学際的研究のひとつのモデルとしての価値も、本研究にはあるといえるだろう。

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