著者
山本 芳久
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

西洋中世哲学とイスラーム哲学は、通常、別々の研究者によって研究されることが多い。本研究の独自性は、これら二つを同じ土俵に乗せて比較哲学的に考察していることのうちに見出される。具体的には、トマスの自然法概念とアヴェロエスの法思想を比較考察することによって、キリスト教世界とイスラーム世界の思想構造の連続性と非連続性の双方を明らかにした。現代の世界情勢の中において、文明間対話ということが焦眉の課題となっているが、或る意味では共通の地平の中で文明を形成していたとも言える「中世哲学」の時代に着目することによって、対話の新たな可能性が浮き彫りになった。

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山本芳久先生の科研 http://t.co/sSTuYKZd 「教義の宗教であるキリスト教に対して、法の宗教であるイスラームの中心的学問であるイスラーム法学は、キリスト教徒の学者達の関心を惹かなかった」というのは教会法のようなものがあってもそうなるのかぁ、と思った。

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