著者
大島 一正
出版者
京都府立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

普段我々が用いている「種」という単位は,伝統的な分類学により形態差に基づいて定義されている場合がほとんどある。一方,種分化研究では隔離機構の有無や遺伝的交流の程度が重視され,形態差が必ずしも考慮されてきたわけではない。さらに DNA バーコーディングの普及により,定義上も実際の分化の程度にも大きな隔たりがある分類基準が混在している状況にある。そこで本研究では,基準間での矛盾が見られる分類群を対象に,交配能力とゲノム分化を指標として,どの程度種分化が進行すれば交尾器形態に別種相当の分化が生じるのか,そしてバーコーディング領域の分化と比べて進行する順序に傾向があるのかを解明する。

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@Re_Nebel_ @hydraenids FF外から失礼します。 https://t.co/54zltW4pds この研究でも用いられている、ムクノキ食のフジホソガ?と思いました。

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