著者
榑沼 範久
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

京都学派の著名な哲学者である下村寅太郎(1902-1995)は、1973年の定年退職後も著述活動とは別に、自身の研究談話会「プリムツァール会」で広大な思索をテープに残していた。「真の著作遍歴は著作以外にあるとすらいえる」、「テープの存するかぎり潜在的著作と称してもよいであろう」とは下村自身の言である。だが、『下村寅太郎著作集』(1988-1999)の完結から20年以上が過ぎた現在でも、この「潜在的著作」は公刊されていない。入手可能で可聴状態にあるテープを文字化し、選択・編集・校閲を経て刊行を目指す本研究は、下村の未知の側面の発見にとどまらず、思想史研究にとって重要な学術資料の集成になるだろう。

言及状況

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下村寅太郎氏のプリムツァール会での録音テープを文字起こしして公刊しようというプロジェクトがあるみたいです。基盤(C)、直接経費2100千円で、どこまでやれるものなのか。すごい興味あります。 https://t.co/HZ6omPsKFg

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