著者
羽山 伸一
出版者
日本獣医生命科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

2011年3月に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の爆発により、放出された放射性物質に、福島県東部に生息するニホンザルが野生霊長類としては世界で初めて被ばくした。申請者は2008年から福島市に生息する本種を対象に妊娠率などを観測してきたが、2011年以降は筋肉中放射性セシウム濃度を測定するとともに、臨床医学的検査および病理学的検査を実施している。本研究では、被ばく後10年間における造血機能や胎子成長の経時的推移を明らかにするとともに、放射線被ばく量との関連も検討する。また、胎子期に被ばくし、妊娠可能年齢に達したメスの妊娠率や排卵率等の推移を観測し、影響を評価する。

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