著者
相澤 風花
出版者
徳島大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2020-04-01

がん化学療法に伴う副作用のうち、しびれや痛覚過敏を生じる末梢神経障害は、難治性であり、既存の鎮痛薬等をもってしても十分な効果は得られていないのが現状である。これまでに、化学療法施行時に生じる末梢神経障害の標的分子も複数報告されているものの、その有効性は基礎的検討のみにとどまり、臨床応用には至っていない。本研究は、実臨床データである大規模医療情報データベースを用い、既承認薬から新たに化学療法誘発末梢神経障害の予防薬を探索する。加えて、遺伝子発現データベース解析やモデルマウスを用いた基礎薬理学的検討から、有効性ならびに作用機序を明らかにすることで、エビデンスに基づいた予防戦略の確立を目指す。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 3 favorites)

リアルワールドデータを応用したオキサリプラチンのCIPNとスタチンの予防効果に関する研究の話が興味深かったので、またオンデマンドで聞く (途中入室で半分くらいしか聴けてない) https://t.co/mdBdOIk5ty S55-1 #32jsphcs

収集済み URL リスト