著者
武見 充晃
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2020-04-01

調子の波とも呼ばれる,運動学習過程における連続したミスの発生は単に回避すべき事象なのでしょうか.優れた運動技能を身につけるには,課題の成功に最適な身体動作パターンを理解する必要があります.しかしこの過程では,試行錯誤の帰結として動作のばらつきが大きくなることで,運動課題に連続して失敗しやすくなり得ることが考えられます.本研究では,試行錯誤の帰結として調子の波が生じているという仮説に基づき,運動学習中の連続したミスの発生が技能習得におよぼす正の影響を明らかします.また連続失敗の発生を操作できる神経刺激法を確立して,技能習得を促進できる技術手法を開発します.

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運動学習過程における連続失敗:その機能的意義の解明と操作 https://t.co/S63KZ8OkBU

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