- 著者
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川俣 太
- 出版者
- 琉球大学
- 雑誌
- 研究活動スタート支援
- 巻号頁・発行日
- 2020-09-11
本研究は最先端のゲノム解析により、膵癌で数多検出される癌の突然変異から治療対象となる遺伝子変異を同定し、その分子機構を解明する研究である。特に、門脈系浸潤を伴う切除可能境界(borderline resectable: BR) 膵癌に対する治療に関しては、ゲノム解析を取り入れることで、術前治療を含む最適な治療戦略を構築できる可能性がある。具体的には、膵癌の再発形式(局所・遠隔転移)の違いが原発巣の遺伝子変異により異なることが解明されれば、局所再発が高いと予想される症例では術前化学放射線療法(CRT)を、遠隔転移の可能性が高い症例では化学療法の期間を長くすることで膵癌の長期予後を改善できる可能性がある。