著者
清水 英範
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、国会議事堂の位置を日比谷練兵場内に示したJ.コンドルの官庁集中計画(明治18年)について調査し、計画への経緯やコンドルの計画意図を明らかにした。また、議事堂の位置を初めて永田町に示したW.ベックマンの官庁集中計画(明治19年)について調査し、断片的ながら、ベックマンの調査・情報収集過程に関する新事実を明らかにした。さらに、議事堂建設に関する政府委員会の議事録を調査し、建設地が実質的に最終決定されたのは、議院建築準備委員会(明治43年)であったことを明らかにした。

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