- 著者
-
渡邉 美樹
- 出版者
- 足利工業大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2009
江戸期の寺地と寺院墓地の領域の変遷について、古地図や地籍図をもとに分析した結果、i)江戸期に、周辺の御朱印寺院の年貢地や借地である寺院が数多い。ii)上知後、「拝領地」の約半分が「境内」となり、「年貢地」はほぼ同面積が「民有地」となった。iii)明治以後に寺地の下戻しや払下げがなされた。iv)寺院墓地は江戸の墓地と明治の「境外官有地」を基準とし、むしろ拡張している。v)西浅草や駒込では街区の中央に寺地が残存し、谷中地区では住宅地と寺地・墓地が共存している。