著者
山田 稔
出版者
京都府立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

1998年から2006年の9年間で日本海裂頭条虫症は27例(年平均3例)であった。しかし2007年から2010年の3年間では55例(年平均18例)と2007年頃から増加に転じ, 2009年20例, 2010年13例, 2011年5例であった。患者発生は一年を通して見られるが,特に5-7月の初夏がピークで,全年齢層に見られた。2007年から若年齢層や女性感染者が増加し,生サケの摂食が成人男性中心から全年齢層に拡がっていることが挙げられる。2010年は14例中13例が日本海裂頭条虫, 1例がロシアで感染した広節裂頭条虫と同定された。日本海裂頭条虫13例のうち9例がゲノタイプA, 4例がゲノタイプBであった。2011年は5例とも日本海裂頭条虫で, 4例がゲノタイプA, 1例がゲノタイプBであった。またサケ属魚類79尾を調査し, 2009-2010年度65尾中8尾から幼虫が検出された。2011年度は14尾検査したが,全て陰性であった。陽性サケ1尾当りの寄生数は1-7虫体でほとんどがゲノタイプAであったが,ゲノタイプA, Bが混在した個体もあった。

言及状況

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こんな研究ありました:気候変動が日本海裂頭条虫感染に及ぼす影響(山田 稔) http://t.co/licGrFZR7U
こんな研究ありました:気候変動が日本海裂頭条虫感染に及ぼす影響(山田 稔) http://t.co/licGrFZR7U

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