著者
栃内 新
出版者
北海道大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

同じ個体が有性生殖と単為生殖を使い分けるミジンコの単為生殖過程では、'減数しない減数分裂'により2倍体となった卵が発生を開始することがわかった。卵巣では、成熟卵が第1減数分裂中期で受精を待ち、精子の侵入がないまま排卵されると分裂を途中で停止し並び直した染色体が次の分裂を行い、単為発生する。一方、受精が起こると減数分裂が進行し、卵核と精子が融合して2倍体となって発生するという仮説を立て、検証中である。

言及状況

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@Daphnia_t_ponyo ミジンコの単為生殖で生まれるのがクローンだから体細胞分裂で卵作ってるって表現されることが多いけど、実際は第一減数分裂の中期から第二減数分裂の後期までスキップするとかいう訳の分からないことをやってるらしい。 https://t.co/DxhkaIotwF
@sarah_souju @sgougi ええと、1,アポミクシスと考えられてきましたが、最近オートミクシスの特殊な型だとする研究発表がありました https://t.co/G1vaQ0p4NP 2.無性生殖です 3.程度問題ですが、大部分の機構は使い回しされていると思われます

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