著者
藤本 明宏
出版者
福井大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、車両熱および凍結防止剤散布の影響をそれぞれ組み込んだ熱・水分収支による路面雪氷状態モデル(車両熱モデルおよび凍結防止剤モデル)を構築し、実験結果との比較からモデルの妥当性を検証した。車両熱モデルによる計算結果は、乾燥路面温度の実測値、圧雪路面の融解過程における雪氷厚および雪氷密度の実測値とそれぞれ良好に一致した。凍結防止剤モデルの計算結果は、凍結防止剤散布路面の凍結および融解過程における舗装温度および塩分濃度の実験値と概ね一致した。本研究により、車両熱と凍結防止剤を考慮して路面温度および路面雪氷状態を計算することが可能になった。

言及状況

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こんな研究ありました:路面滑り摩擦係数の推定による凍結防止剤の最適化に関する研究(藤本 明宏) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/21710169

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