著者
直江 学美
出版者
金沢星稜大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

史料収集では,250点を越える史料を見つけた。弟子たちは,プッチーニなど,当時,存命していたイタリア系作曲家の新曲を歌っていた事を明らかとした。イタリアでは,出生証明書や新聞記事を発見,イタリアでの活動の一端を明らかにできた。ただ,大都市での演奏歴や演奏批評は見つかっておらず,今後も調査する必要がある。サルコリの人間関係に結びつくような固有名詞もみられ,今後の研究に結びつくと考える。本研究によって,これまで明らかになっていなかったサルコリの活動内容を日本,イタリア両国で明らかにし,民間にいながら,西洋声楽を受容する一端を大きく担ったサルコリの活動を明らかにした。

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こんな研究ありました:西洋音楽受容研究―アドルフォ・サルコリにみる「官」と「民」―(直江 学美) http://t.co/Hg9ZyizFCd

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