- 著者
-
金 愛蘭
- 出版者
- 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所
- 雑誌
- 若手研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2009
20世紀後半の新聞記事を資料とした自作の大規模な通時的新聞コーパス(総文字数約1,700万字)を用いて、「抽象的な意味を表す外来語の基本語化」現象の実態およびその要因について記述した。具体的には、20世紀後半に基本語化した語を抽出するとともに、外来語を含む類義語体系の量的な変化を調査し、類型化を行なった。また、要因については、語彙論的な検討のほか、「テクスト構成機能」と呼ばれる諸機能についても検討を行なった。