著者
庵逧 由香
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

朝鮮の「総動員体制」は、日本のそれの一部として構想・準備・構築された。朝鮮の「総動員体制」の運営は、一連の総動員計画に基づいて、体系化された動員関連法と、個々の朝鮮人を末端に組み込む動員機構を通じて実施された。朝鮮においては、被支配民族から「自発的」な戦争協力を引き出すために、朝鮮人の「皇国臣民化」が大きな課題とならざるをえなかった。しかし「体制」自体が日本の戦争遂行を排他的究極目標としていたため、その運営は戦況に大きく左右され、最終的には戦局の行き詰まりによって計画さえも破綻し、崩壊に至った。

言及状況

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庵逧由香(立命館大学教授) <声明>  韓国は「敵」なのか https://t.co/kmTtll9snn #科研費 朝鮮総動員体制の構造分析のための基礎研究 https://t.co/wm39e7WyBl 配分額 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)

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