著者
杉山 政則 的場 康幸
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

キャディと名付けたタンパク質と複合体を形成したチロシナーゼの結晶に, 銅イオンをソーキングすると, チロシナーゼの活性中心に 2 つの銅イオンが導入された。 また, キャディ分子中に2 つの銅結合部位が見出され, キャディがチロシナーゼへの銅輸送を担うと考えられた。本研究では, ソーキング時間の異なるチロシナーゼ・キャディ複合体の結晶構造, および, チロシナーゼと銅イオン輸送能力が低下したキャディ変異体との複合体の結晶構造を, 高分解能で解析した。その結果, キャディがチロシナーゼの活性中心に銅イオンを輸送する分子機構を明らかにすることができた。

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こんな研究ありました:銅イオン輸送タンパク質として発見したキャディによるチロシナーゼ活性化の分子機構(杉山 政則) http://t.co/0SDfDHJW

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