著者
長谷川 博俊
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、高機能性蛍光・磁性ビーズ(FFビーズ)に上皮細胞で発現している抗原に対する抗体を固定し、血液中や便中の上皮細胞を効率よく磁気回収を行い、回収した細胞を用いての診断を行うことを目的とした。抗EGFR抗体固定化FFビーズとA431(EGFR高発現株)を用い、細胞回収率の検討を行った。回収した細胞を用いてのタンパク質発現や遺伝子異常の検索、癌細胞の同定は臨床検体を用いるには至らなかった。また、大腸癌担癌患者における血清bFGFと、大腸癌細胞の上皮細胞および血管内皮細胞に発現しているPLGFの検討を行った。静脈侵襲および術前CEA値との間に有意な相関を認めた。

言及状況

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こんな研究ありました:高機能磁性ナノ粒子を用いた大腸癌に対する高感度高効率診断・検診法の開発(長谷川 博俊) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/22591493

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