著者
高瀬 克範
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

放射性炭素年代測定により,オホーツク海北岸ではトカレフ文化の土器が後3~9世紀,古コリャーク文化の土器が9~13世紀に位置づけられる。カムチャツカ半島西海岸では8世紀に土器が出現しはじめ,少なくとも13世紀まで製作が継続する。東海岸では11~13世紀に縄の圧痕をもつ土器が出現し,13~17世紀前半には貝殻文や刺突文をもつ土器が使用される。千島アイヌの成立とも関係の深いカムチャツカ南部の内耳土器は,15世紀後半~17世紀前半の古い段階と,17世紀後半~19世紀の新しい段階に大きく区分することができる。

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出典:KAKEN科学研究費助成事業データベース 「カムチャツカ半島出土土器の年代学的研究」 研究代表者:高瀬 克範 https://t.co/49QXiyhbSp 千島アイヌの祖先集団である『クリル』は15世紀後半~17世紀前半のいずれかに,ほぼ無人状態であった北千島とカムチャツカ南部に突如現れたことが裏付けられ https://t.co/FbKsmLIXAG
KAKEN - カムチャツカ半島出土土器の年代学的研究(22682008) - FY2013 Final Research Report https://t.co/MTz4R2aj8z

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