著者
藤野 裕子
出版者
早稲田大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、1920~1930年代を対象に、土建請負業者と政党との癒着の実態とそれを必然化させた背景を明らかにするものである。大正赤心団・大日本国粋会・大和民労会といった土建請負業者からなる政党の院外団体に関する分析を行った政治的なアプローチと、土木建築業の労資関係や日雇い労働者の労働・生活文化に関する分析を行った社会的アプローチとにより、資本主義と民主主義の進展過程と不可分に癒着が形成されたことを明示した。

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この科研費のレポート(サマリー?)は興味深い。100年以上前のことですが、現代、令和日本のクルド人問題にいろいろと関わってきます。ご一読をおすすめします。 https://t.co/2KmLRjvvMk https://t.co/LELAzS2UeW
@nekurahidetaka 1919年、原内閣の床次内相が、全国の任侠(博徒)、土建請負業者らを集め、官製の右翼圧力団体「大日本國粹会」として組織、顧問に玄洋社の頭山満氏を迎えました。以下は科研費の研究です。 https://t.co/SZwy9i0IVI https://t.co/2KmLRjvvMk
多分、清和政権を後世詳細に分析できるのはバカ政治学でもなんちゃって選挙屋でもなく、近代史学。 「戦前日本の土建請負業と政党」 「戦前日雇い日雇い男性の対抗文化」 「戦前日本の土建請負業と朝鮮人労働者」 「戦前の都市下層労働と任侠文化」 https://t.co/zjsfwuvTNL

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