著者
唐川 亜希子
出版者
昭和大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

消炎鎮痛薬である非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は,破骨細胞の分化・骨吸収活性を調節する.本研究では破骨細胞の分化過程におけるシクロオキシゲナーゼ(cyclloxygenase ; COX)の動向を解明し, NSAIDsの骨代謝への作用機序を検討した.研究期間内に我々は,(1)破骨細胞分化前期から細胞内にCOX発現が認められること,(2)骨吸収時および炎症起因物質添加時の,成熟破骨細胞のCOX-2発現が増加すること,(3)細胞内のCOX活性上昇時に転写因子ERKが影響を受けることを確認した.現在, NF kappa B, I kappa B等の核内転写因子の関連性について,継続して解析中である.

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こんな研究ありました:非ステロイド性抗炎症薬による破骨細胞分化・活性化抑制機構の解明(唐川 亜希子) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/22791800
こんな研究ありました:非ステロイド性抗炎症薬による破骨細胞分化・活性化抑制機構の解明(唐川 亜希子) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/22791800

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