著者
乾 淑子
出版者
東海大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

戦争柄の着物(着物、襦袢、帯などに軍艦、銃、国旗等の軍事的モチーフを染め、又は織り出したもの)と、それらの制作された同時代におけるメディア(新聞記事、絵はがき、雑誌挿絵、ニュース映画など)との関連を探った。大きく分類すると絵はがき、新聞紙面などをそのまま写した図柄と、ニュース映画などに基づいたことを示すことが目的かと考えられる図柄とがある。その両方ともに再現性が高く、抽象的な要素もある銃や軍艦などの図様との両方の手法を混在させた着物図柄の規矩による意匠化である。これらの意匠は基本的には商業的な目的において製造、販売されたにすぎないが、その故に大きな社会的な影響力を有したと考えられよう。

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尚、乾淑子さんによる、着物の戦争柄について着目した研究もあります。着物、袱紗など、かつて戦争柄が吉祥柄であったのが見えてきます。 https://t.co/JaF6r1phIi
こんな研究ありました:メディアと戦争柄着物(乾 淑子) http://t.co/rnRfAZ8v4Q
こんな研究ありました:メディアと戦争柄着物(乾 淑子) http://t.co/rnRfAZqEiY
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