著者
長瀬 美樹
出版者
順天堂大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、Rac1によるMR活性化と臓器障害の機序につき検討した。足細胞特異的Rac1活性化、同Rac1 KOマウスは足細胞障害、アルブミン尿、糸球体硬化を自然発症し、Rac1活性とMR活性、MR阻害薬の保護効果が平行していた。マクロファージや心筋特異的Rac1/MR KOマウスでは心腎障害が軽微であった。肥満糖尿病性腎症、TAC心障害モデル、Ang II/食塩腎障害モデル、皮膚老化モデルにおいてRac1やMRの活性化、慢性炎症が関与し、Rac阻害薬やMR拮抗薬により病変が改善した。以上、Rac1-MR系の標的細胞とシグナルカスケードを同定し、この系が関与する新たな病態を明らかにした。

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こんな研究ありました:鉱質コルチコイド/糖質コルチコイド受容体パラドックスの解明と腎臓病治療への応用(長瀬 美樹) http://t.co/TShDXU7PsV
こんな研究ありました:鉱質コルチコイド/糖質コルチコイド受容体パラドックスの解明と腎臓病治療への応用(長瀬 美樹) http://t.co/TShDXTh24J

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