著者
蔡 毅
出版者
南山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は日中文化交流の「逆輸入」という特別な視点から、従来ほとんど顧みられることがなかった日本漢文の中国本土へのフィードバックの状況を全面的に検討した。唐代から清末までの中国の典籍に著録されている多くの日本漢文作品を確認し、その時代背景と作者の経歴、作品成立の経緯および中国での反響等を考察することによって、日本文化の世界に向けての発信の歴史ないし東アジア漢字文化圏における文学往還の事象を、新たな角度から照らし出すことができ、日中文化交流史研究の新しい一ページが開かれたと言えよう。

言及状況

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これとか、ぜんぜん知らなかった!という話。 https://t.co/EJ4FDM6wBy 「中国における日本漢文の受容」。唐代の遣唐使のやつは知られているけど、明代とか清代の文献にもけっこう入っているそうな。 その筋の人には知られた話なのかな?私は文化の流れの双方向性に関心があるから詳細しりたいと思った

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