著者
中根 和昭 末松 信彦
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

癌組織・鉄(Fe-C鋼)などの鉱物組織・高分子化合物のように、組織構成が全体の性質を決めることはよく見られる。組織の状態判別は、観察者の主観に任せられているのが現実である。判定結果は観察者の技量に大きく左右されるため、客観的な数値に置き換える手段が必要とされている。今回、組織判別に対して位相幾何学的な判定手法を用いたアルゴリズムを提案した。これは「組織構成要素の肥大による位相幾何学的性質の変化」を単純化された画像から読み取る、という原理であるが、組織形成の仕組みが同じような構造物は他にも多くある。それらにこの判定法を適用したが、非常によい結果が得られた。

言及状況

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偽陽性率が73%ぐらいとあるので今は偽陽性を頑張って減らしてるところっぽい(発想はすごいので頑張ってほしい)(過去データの参照なしに判定ができるのがポイントらしい) https://t.co/qrD0hhAqLK
@menheraumbrella これには偽陽性の割合についても書かれています https://t.co/3TF2syX0r1

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